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こちらは、アウガルテン
透かしプレート オープンワークです。
繊細なデザインとつくりに一目惚れしました。
アウガルテンは、ヨーロッパで2番目に磁器作りに成功した歴史ある釜ですが
はじめは、ウィーン釜として設立されました。
大きく5つの時代に分けることができます。
デュ・パキエ時代(1718〜1744)
ロココ時代(1744〜1784)
新古典主義時代(1784〜1805)
ビーダーマイヤー時代(1805〜1864)
アールデコ時代(1923〜)
1718年クラウディウス・インノケンティウス・ドュ・パキエによって設立され、この磁器工房は1744年、皇帝家の所有となりました。
1864年、帝室磁器工房は終焉を迎えました。
その後1923年まで一時閉釜しており
1923 年 から、ウィーン磁器 製作 所はアウガルテンに拠点を置き、アウガルテン磁器工房と名称変更をしました。
そののち、現在のアウガルテンとして
名を継がれています。
アウガルテンといえば、ウィンナーローズ
ビーダーマイヤー、マリアテレジアなど、色々有名な作品はありますが
今回出品した透かしプレート オープンワークを見かけることはほとんどありません。
もちろん一点ものなので、今後出回ることはありません。
こちらお品は、バックスタンプからみて
ちょうど1923年ごろの作品だと思われます。
アウガルテンの超初期のレアな作品です。
アウガルテンは、マイセンやヘレンドなどと比べると流通量が圧倒的に少ないで、なかなか手にすることはできません。
透かしプレートは
マイセン、ヘレンド、ロイヤルコペンハーゲンなど
いろいろな釜からでており
個人的にはヘレンドが1番透かしプレートは
繊細で巧妙な作りだ思っていたのですが
今回のこのプレートは、それ以上に素晴らしく格別です。
細かい透かしと、小さな花がブルーと金彩で色付けされており、中央には5つ花が描かれています。
見ているだけでうっとり、いつまでも眺めていられます。
【状態】
製造時からのものか、裏面に茶色の汚れが1箇所あります。
そのほか、表面の傷もほとんどなく、われ欠けもなく素晴らしいコンディションです。
80年間大切にされてきたのだと思います。
【サイズ】
21cm
いかがでしょうか。
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